「検出 – インデックス未登録」の原因と対策|待っていい場合

Search Consoleの「ページ」レポートを開いたら、「検出 – インデックス未登録」に数十件のURLが並んでいた。「クロール済み – インデックス未登録」とは別の行で、何が違うのか、放っておいていいのかが分からない。この記事は、その状態の人に向けて書いています。
先に答えを書きます。「検出」は、Googleがページの存在は知っているが、まだ読みに来ていない状態です。新しいページなら数日から数週間で読まれて消えるので、件数が減っているなら待てばいい。減らない、むしろ増えているなら、Googleが読みに来られない理由がサイト側にあります。理由はほぼ2つで、サーバーがGoogleの巡回に応えきれていないか、巡回が中身のないページに使われているかです。
根拠は、Search Consoleのヘルプと、Googleの robots.txt の仕様、それに当社が2026年8月に診断した店舗サイトの Search Console の画面です。10月16日時点で「検出」が48件あり、初めて検出された日から2か月近く減っていません。その理由も含めて、実物で説明します。
伊藤「クロール済み」と「検出」は、名前が似ているので同じものだと思われがちです。直す場所がまったく違うので、まずどちらの行に出ているかを見てください。この記事は「検出」の側です。
Googleは見つけたが、まだ読みに来ていない


Googleがページを検索結果に出すまでには、URLを見つける、ページを読みに来る(クロール)、載せるかを決める(インデックス登録)の3段階があります。「検出 – インデックス未登録」は2段階目で止まっている状態です。ヘルプにはこう書かれています。
ページは Google により検出されましたが、まだクロールされていません。これは通常、Google が URL をクロールしようとしたものの、サイトへの過負荷が予想されたため、クロールの再スケジュールが必要となった場合です。そのため、レポート上で最終クロール日が空欄になっています。
Search Console ヘルプ「ページのインデックス登録レポート」
大事なのは後半です。Googleは読みに来ようとした。でも「このサイトにこれ以上アクセスすると負荷をかけすぎる」と判断して、後回しにした。だから一覧のURLには「前回のクロール」が入っておらず、「該当なし」と表示されます。ページの中身は一度も見られていないので、タイトルや本文を直しても、この段階では意味がありません。
「クロール済み – インデックス未登録」との違い
| 検出 – インデックス未登録 | クロール済み – インデックス未登録 | |
|---|---|---|
| Googleはページを読んだか | 読んでいない | 読んだ |
| レポートの「前回のクロール」 | 該当なし(空欄) | 日付が入る |
| 原因がある場所 | サーバーの応答、巡回の使われ方 | ページの中身、サイト内での扱い |
| 直す場所 | サーバー、サイトの構造、不要なURL | 本文、似たページの統合、内部リンク |
「クロール済み」のほうは、読んだうえで今は載せないと決めた状態なので、直すのはページの中身です。仕分けの仕方と、件数が多すぎるときの見分け方は「クロール済み – インデックス未登録」の原因と直し方に書いています。


件数が減っているなら待つ。増え続けるなら直す


「検出」は、正常なサイトでも出ます。記事を公開した直後、サイトマップを送った直後、サイトを公開したばかりのときは、Googleがまだ読みに来ていないURLが一時的にここに並びます。この場合は、数日から数週間で読まれて、行から消えていきます。
見るべきなのは、レポートの行をクリックして出てくる推移のグラフの向きです。
- 右肩下がり、または山を作って減っている: 待てばいい。新しいページが順に読まれている途中
- 横ばいのまま数週間動かない: 読みに来る順番が回ってきていない。巡回が別のページに使われていないかを疑う
- 右肩上がりで増え続ける: 読みに来られない理由がある。サーバーの応答と、不要なURLの増加を疑う
「修正を検証」のボタンは押さなくて構いません。「検出」はエラーではないので、検証しても何も起きません。URL検査の「インデックス登録をリクエスト」は、特に大事なページ数件に使うのはよいのですが、数十件に押して回っても根本は変わりません。Googleが読みに来られない理由がそのまま残るからです。リクエストの回数にも1日の上限があり、同じURLを何度も送っても早くはなりません。
送信できるインデックス登録リクエストの数には、1 日あたりの上限が設定されています。インデックス登録したいページが多数ある場合は、サイトマップを Google に送信してみてください。
Search Console ヘルプ「URL 検査ツール」
なお、個々の URL の送信には上限があり、同じ URL に対して再クロールを何度もリクエストしても、早くクロールされることはありません。
Google 検索セントラル「Google に再クロールをリクエストする」
上限の具体的な件数は、ヘルプには書かれていません。「1日10件」のように言われることがありますが、公式の数字ではないので、この記事では書きません。
原因は2つ。サーバーの応答か、巡回の使われ方か
「過負荷が予想された」という Google の言い方には、2つの中身があります。1つは、サーバーの応答が遅い、または失敗していて、Googleが遠慮している場合。もう1つは、Googleがこのサイトに割く巡回の量は決まっていて、それが中身のないページに使われていて、載せたいページまで回ってこない場合です。
「巡回の量」の話(クロール バジェット)は、本来は大きなサイトのためのものです。Google のガイドも、ほとんどのサイトは読む必要がないと書いています。ただし、同じガイドが対象に挙げている3つのサイトのうち、1つが「検出」の多いサイトです。
サイト内で頻繁に更新されるページがそれほど多くない場合や、ページが公開日と同じ日にクロールされると考えられる場合は、このガイドを読む必要はありません。(中略)このガイドは、次のようなサイトに適しています。大規模(重複のないページが 100 万以上)で、コンテンツが中程度に(1 週間に 1 回)更新されるサイト。中規模以上(重複のないページが 1 万以上)で、コンテンツがかなり頻繁に(毎日)更新されるサイト。Search Console で URL の大部分が検出 – インデックス未登録に分類されるサイト
Google 検索セントラル「大規模なサイト所有者向けのクロール バジェット管理ガイド」
記事が200本の小さなサイトでも、未登録の大半が「検出」なら、Google 自身が「巡回の量を気にするサイト」に入れている、ということです。
1. サーバーの応答が遅い、または失敗している


Search Console の「設定」→「クロールの統計情報」を開くと、Googleがサイトを読みに来たときの平均応答時間と、「ホストのステータス」が出ます。ホストのステータスが赤や黄色なら、Googleが読みに来たときにサーバーが応えられなかった記録があるということです。
ホストのステータス には、Google がサイトをクロールしようとした際に可用性に関する問題が発生したかどうかが表示されます。(中略)過去 1 週間以内に、サイトでクロールの可用性に関する重大な問題が 1 件以上発生しました。
Search Console ヘルプ「クロールの統計情報レポート」
応答時間に公式の基準はありませんが、当社では200〜600ミリ秒を目安にしています。数秒かかっているサイトは、Googleから見ると「負荷をかけると止まりそうなサイト」です。読みに来る回数を減らされ、後回しにされたURLが「検出」に残ります。
もう1つ、見落とされやすいのが robots.txt です。Googleはサイトを読みに来るたびに、まず robots.txt を取りに来ます。このファイルがサーバーエラーで返せないと、Googleはサイト全体の巡回を止めます。
Google が robots.txt ファイルを検出したものの取得できない場合、Google は次のような動作をします。最初の 12 時間はサイトのクロールを停止しますが、robots.txt ファイルについては引き続き取得を試みます。
Google 検索セントラル「Google による robots.txt の指定の解釈」
WordPress の robots.txt は、ファイルとして置いていなければ WordPress が毎回作って返します。サーバーが重いときはこの応答も遅れるので、Googleから見ると「robots.txt が取れない」になり、巡回が止まります。事例のサイトでは、robots.txt を実ファイルに置き換えて、ここだけは応答が遅れないようにしました。
2. 巡回が中身のないページに使われている
Googleがサイトに割く巡回の量には限りがあります。その巡回が、日付ごとの一覧、タグの一覧、ページ送りの2ページ目以降、パラメータ付きのURLに使われていると、載せたい記事やサービスのページまで順番が回ってきません。WordPress のサイトで「検出」に残っているのが記事や施工事例なのに、「クロール済み」や「noindex」の行に一覧ページが大量に並んでいるなら、この状態です。
巡回の順番を変えるには、Googleに「読まなくていいページ」と「読んでほしいページ」を伝え直します。
Search Console の「サイトマップ」で、最終読み込み日が何か月も前なら、Googleは新しいページの一覧を受け取っていません。サイトマップのURLを開いて中身が出るかを確かめ、出なければ SEO プラグインの設定でサイトマップを作り直して、送信し直します。
全ページのサイドバーやフッターに貼られた日付一覧、タグクラウド、投稿者リンクは、Googleにとって毎ページ同じ行き先の束です。リンクを外せば、Googleはそのページの存在を知る機会が減り、巡回が記事側に回りやすくなります。日付・タグ・投稿者の一覧を noindex にするのは「検索結果に載せない」ための整理で、巡回を減らす効果はありません(次の節で説明します)。
サイト内検索の結果(?s=)、絞り込みのパラメータ、カレンダーの月送りのように、たどるだけで増えるURLは、robots.txt の Disallow で巡回そのものを止めます。WordPress の robots.txt は「設定」→「表示設定」の下ではなく、サーバーのファイルマネージャーでサイトの最上位に robots.txt を置くと、WordPress が作る内容より優先されます。
トップページや関連記事から、検出に残っているページへリンクを張ります。1つのカテゴリに記事が100本以上あって一覧が十数ページ続く構造なら、カテゴリを分けて、どのページも一覧の数ページ以内に出るようにします。
noindex は巡回を減らさない
「不要なページを noindex にしてクロールの無駄を減らす」と書かれていることがありますが、Google のガイドははっきり否定しています。noindex を付けても、Google はそのタグを読むためにページを取りに来るからです。
robots.txt を使用して URL をブロックすると、Google がその URL をクロールできなくなり(中略)noindex は使用しないでください。使用した場合、Google は引き続きリクエストしますが、HTTP レスポンスの noindex meta タグまたはヘッダーを確認した時点でページを対象外とするので、クロール時間が無駄になります。
Google 検索セントラル「大規模なサイト所有者向けのクロール バジェット管理ガイド」
WordPress は、記事を書くだけで自動的にいろいろなURLを作ります。それぞれ、巡回を止めたいのか、載せたくないだけなのかで、使う手段が違います。
| WordPress が作るURL | どうしたいか | 手段 |
|---|---|---|
| 日付・タグ・投稿者の一覧 | 載せたくない | noindex(SEO プラグインの設定)+サイドバーのリンクを外す |
| ページ送り(/page/2/ 以降) | 読まれてよい | 何もしない。カテゴリを分けて一覧を浅くする |
| 画像1枚だけの添付ファイルページ | 載せたくない | SEO プラグインの「添付ファイルのURLを本体にリダイレクト」をオン |
| ?replytocom= などコメント関連のパラメータ | 巡回を止めたい | robots.txt で Disallow、またはコメントの「返信」をスレッド表示にしない |
| サイト内検索の結果(?s=) | 巡回を止めたい | robots.txt で Disallow: /?s= と Disallow: /search/ |
| フィード(/feed/) | 読まれてよい | 何もしない。未登録のまま並ぶが問題ない |
この表の「巡回を止めたい」に当たるURLが「検出」に大量に並んでいるなら、止めるだけで件数が落ち着きます。「載せたくない」に当たるURLは noindex でよいのですが、巡回は減らないので、「検出」が減らない理由の説明にはなりません。
ここまでやって数週間待っても減らないなら、残っているのはサーバーの応答です。レンタルサーバーなら上位プランへの変更、応答の速いサーバーへの移転、キャッシュプラグインでの応急対応、の順に検討します。
どちらが原因かの切り分けは、Search Console を見られれば30分ほどで付きます。URLを送っていただければ、SEO無料診断で、サーバーなのか、巡回の使われ方なのか、待てばいいのかをメールでお伝えします。
数千件を超えたら、URLの発生源を見る
記事が100本のサイトで「検出」が数千件あるなら、Googleが読みに来られないのではなく、読む必要のないURLが増え続けています。よくあるのは、検索結果ページ(?s=)、絞り込みのパラメータ、カレンダーの月送りのような、リンクをたどるだけで無限に増えるURLです。改ざんで偽のページが大量に作られている場合も、最初は「検出」に現れます。
この場合は、待っても減りません。発生源のURLのパターンを見つけて、robots.txt で巡回を止めるか、そのURLを作っている機能を止めます。件数が桁違いに多いときの見分け方は、兄弟記事の「数千件を超えたら、改ざんか自動生成のURLを疑う」の節に、86,600件まで増えた実例と一緒に書いています。
実際の対応事例
本文の根拠にした1件です。2026年8月に診断と改善を行い、10月16日に依頼主の Search Console を見せてもらいました。


記事166本・施工事例6本・固定ページ5本の計177ページがあるのに、2026年8月の診断時点でGoogleに登録済みと確認できたのは約10ページ。検索結果への表示は1日8回程度。Search Console は未導入だった
サイトマップが約10か月間読み込まれていない。日付一覧・タグページに巡回が使われ、施工事例に回っていない。166本がほぼ1カテゴリで一覧が16ページ以上続く深い構造。Search Console の「クロールの統計情報」で平均応答が3,512ミリ秒、8月20〜21日に「ホストで問題が起きています」の警告、接続の失敗が約3割
8月16日に Search Console と GA4 を導入 → サイトマップを復旧して送信 → サイドバーの日付一覧・タグへのリンクを外し、日付一覧を noindex に →トップページの見出し構造を修正 → 店舗の構造化データを実装 → robots.txt を実ファイルにして、応答の遅れで巡回が止まるのを防ぐ(以上7項目を8月16〜22日に実施)。サーバーの応答は依頼主側の対応が必要と報告し、上位プラン→移転→キャッシュの3段階を提案
「ページ」レポートは未登録293・登録済み128。未登録の内訳は noindex 113(日付一覧などを意図的に外した分)、クロール済み – インデックス未登録 124、検出 – インデックス未登録 48。「検出」の初検出日は8月22日で、8月下旬の33〜37件から9月下旬以降は46〜48件へ。並んでいるURLは施工事例ページで、すべて「前回のクロール: 該当なし」。サーバーの対策は10月時点で未実施のため、検出は減っていない


この件で分かるのは、サイトマップやリンクの整理だけでは「検出」は減らない、ということです。巡回の量を増やす準備はできても、サーバーが応えられなければ Google は読みに来ない。48件の中身が、本来いちばん検索に出したい施工事例のページだというのが、この店にとっての損失です。



「検出」が減らないサイトで、サーバーの応答を見ずに記事を直している例をよく見ます。読みに来ていないページの中身を直しても、Googleには届きません。先に「クロールの統計情報」を開いてください。
よくある質問(FAQ)
- 「検出 – インデックス未登録」は放置しても大丈夫ですか?
-
件数が減っているなら、放置で構いません。新しいページが順に読まれている途中です。数週間動かない、または増え続けているなら、Googleが読みに来られない理由がサイト側にあるので、「クロールの統計情報」の応答時間とホストのステータスを見てください。
- どのくらい待てばいいですか?
-
決まった日数はありません。目安として、公開から2〜4週間たっても「検出」のままで、グラフが動いていなければ待ち時間の問題ではありません。サイトマップの最終読み込み日と、サーバーの応答を疑ってください。
- URL検査で「インデックス登録をリクエスト」すれば直りますか?
-
特に大事な数ページに使うのはよいです。ただし、サーバーの応答や巡回の使われ方が原因で「検出」になっているページは、リクエストしても読みに来られない理由が残ったままなので、数十件に押して回っても件数は変わりません。
- noindex にしたら「未登録」の件数が増えました。悪化していますか?
-
悪化ではありません。日付一覧やタグページを noindex にすると、「noindex タグによって除外されました」の件数が増え、「未登録」の合計も増えます。Googleに「読まなくていい」と伝えた結果なので、意図したとおりです。見るべきは「検出」と「クロール済み」の行の推移です。
- サーバーを変えれば「検出」は減りますか?
-
原因がサーバーの応答なら減ります。目安は「クロールの統計情報」の平均応答時間が数秒になっている、ホストのステータスに警告が出ている、の2つです。どちらも出ていないなら、原因は巡回の使われ方のほうなので、サーバーを変えても変わりません。
- 「ページがインデックスに登録されない新しい要因」というメールが来ました。これと同じですか?
-
そのメールは、「ページ」レポートに新しい理由の行が増えたときに Search Console が送るものです。本文に「検出 – インデックス未登録」と書かれていれば、この記事の内容です。「クロール済み – インデックス未登録」なら兄弟記事を、「見つかりませんでした(404)」なら消したページへのリンクが残っていないかを見てください。
- URLを送るだけ。ログイン情報は不要
- 「検出 - インデックス未登録」のURLが、待てばいいものか、直すべきものかを仕分け
- サーバーの応答・サイトマップ・サイト内のリンクのどこで止まっているかをメールで回答
- 件数が多すぎるときは、不要なURLの発生源も確認
- 営業の電話・メールはしません
合同会社キューブリック まずは状況をお聞かせください。作業前に内容と金額をお伝えし、追加料金はいただきません。
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