「クロール済み – インデックス未登録」の原因と直し方
Search Consoleの「ページ」レポートを開いたら、「クロール済み – インデックス未登録」に何十件、何百件とURLが並んでいた。エラーのように見えますが、これはGoogleがページを読んだうえで、今は検索結果に載せないと決めた状態です。サイトが壊れているわけではありません。
そして、ここに並んだURLを全部直す必要はありません。最初にやるのは「検索に出てほしいページかどうか」で分けることです。出てほしいページだけを直し、いらないページはそのままにします。ただし、件数がサイトの記事数の何十倍もある場合は話が別で、改ざんや自動で作られたURLを疑います。
この記事では、仕分けの仕方、載せたいページが登録されないときの原因と直し方、件数が多すぎるときの見分け方を、当社が対応した2件の記録を根拠に書いています。最終更新:2026年10月19日
伊藤「エラーが何百件も出ている」と相談をいただいて中を見ると、半分以上がフィードやタグの一覧ページ、ということがよくあります。直すべきなのは、残りの数十件です。
Googleは読んだうえで、今は載せないと決めている


Googleがページを検索結果に出すまでには3つの段階があります。URLを見つける、ページを読みに来る(クロール)、検索結果に載せるかを決める(インデックス登録)。「クロール済み – インデックス未登録」は3つ目で止まっている状態です。Search Consoleのヘルプには、次のように書かれています。
ページは Google によりクロールされましたが、インデックスには登録されていません。(中略)この URL のクロールのリクエストを再送信する必要はありません。
Search Console ヘルプ「ページのインデックス登録レポート」
Googleは読みに来ています。読んだうえで「今は載せる理由がない」と判断した、ということです。だから、同じ内容のままURL検査から登録をリクエストし直しても、結果はほとんど変わりません。変えるべきなのは、ページの中身か、サイトの中でのそのページの扱いです。
名前の似た「検出 – インデックス未登録」は、まだ読みに来ていない状態です。サーバーの応答の遅さや巡回の順番が原因で、直し方がまったく違うので、どちらが出ているかを最初に確かめてください。
まず載せたいページかどうかで分ける


「ページ」レポートで「クロール済み – インデックス未登録」の行をクリックすると、該当するURLの一覧が出ます。右上の「エクスポート」で書き出して、1行ずつ「このページは検索に出てほしいか」で印を付けていきます。
次のようなURLは、検索に出る必要がないページなので、未登録のままで構いません。
- 末尾が
/feed/のURL。記事の更新情報を配るためのもので、人が読むページではない - タグ・日付・投稿者ごとの一覧ページや、
/page/2/のようなページ送り ?replytocom=や?utm_などのパラメータが付いたURL。中身は元のページと同じ- 画像1枚だけの添付ファイルページ
- サイト内検索の結果ページ(
?s=)
これらが大半なら、レポートの件数は気にしなくて大丈夫です。どうしても減らしたい場合は、タグや日付の一覧を検索結果から外す設定(noindex)にします。WordPressなら、SEO系のプラグインの設定で切り替えられます。
仕分けて残ったのが、サービスのページ、記事、施工事例など、本当は検索に出てほしいページです。直すのはここだけです。
載せたいページが入らないのは、似たページか孤立が原因
載せたいページなのに登録されない場合、原因はたいてい次の4つのどれかです。
同じ言葉を狙うページが他にもある
「〇〇市 リフォーム 費用」と「〇〇市 リフォーム 料金」のように、ほとんど同じ内容の記事が2本あると、Googleはどちらか1本だけを載せて、もう1本を未登録にします。どちらが載っているかは、未登録のURLを「URL検査」で調べると、「Google が選択した正規 URL」の欄に出ます。直し方は、2本を1本にまとめ、消す方のURLからまとめた方へ転送(301リダイレクト)を設定することです。
中身が薄く、他のページと見分けがつかない
地域名だけを入れ替えた同じ文面のページ、数行しかない「お知らせ」、どこにでも書いてある一般論だけの記事。Googleから見ると、そのページにしか無い情報がありません。自社の数字、写真、事例、料金のように、そのページでしか読めないものを足します。足すものが無いページは、無理に残さず削除するほうが、サイト全体の評価には良く働きます。
どこからもリンクされていない
サイトマップには載っているのに、メニューにも他の記事にもリンクが無いページは、Googleにとって重要度の低いページに見えます。関係する記事の本文から、そのページの内容が分かる言葉でリンクを張ってください。「こちら」ではなく、ページの題名や中身を表す言葉にします。
公開してすぐなら2週間待つ
公開から数日〜2週間ほどは、いったん未登録になってから登録されることがあります。公開したばかりのページなら、慌てて書き直さず、2週間待ってから判断します。



「全部リライトしないといけませんか」と聞かれますが、2本の記事が同じことを書いているだけ、ということが多いです。1本にまとめるだけで、2本に分かれていた評価が1本に集まります。
数千件を超えたら、改ざんか自動生成のURLを疑う


未登録の件数が、サイトの記事数の何十倍もある。数千件、数万件ある。こうなると、ページの中身の問題ではありません。次のどちらかが起きています。
- 改ざん: サイトに入り込んだ攻撃者が、日本語の商品名を並べた偽のページを大量に作っている。URLに
?_gl=やdetail.php、見覚えのない英数字が並ぶ - 自動で増えるURL: ネットショップの絞り込み、並べ替え、カレンダーのパラメータで、同じページが無数のURLになっている
見分けるのは難しくありません。一覧のURLをいくつか開かずに眺めて、自分で作った覚えのないURLが並んでいたら改ざんです。ブラウザで site:自社ドメイン と検索して、知らない日本語のページが出てくれば確定です。
改ざんの場合、記事をいくら直しても何も変わりません。不正なファイルを消し、Googleに残った記録を消す作業が先です。手順は改ざんの復旧後に検索順位が戻らない時の直し方に書いています。改ざんかどうか自分では判断がつかない場合は、無料のセキュリティ診断で確かめられます。事例1のサイトでは、未登録が約86,600件まで増えていました。
直したら、再送信よりリンクとサイトマップで呼び戻す
直したページは、Googleが次に読みに来たときに判断し直されます。ヘルプにあるとおり、同じURLを何度も再送信する必要はありません。やることは次の3つです。
- 直したページに、関係する記事やメニューからリンクを張る
- Search Consoleの「サイトマップ」で、最終読み込み日が新しいかを見る。日付が何か月も前なら、サイトマップ自体が読まれていないので、作り直して送信し直す
- 特に大事なページだけ、URL検査から「インデックス登録をリクエスト」を1回押す
レポートの「修正を検証」ボタンは、押さなくても構いません。
[検証を開始] をクリックしなくても、Google は問題のインスタンスが修正されたことを検出できます。
Search Console ヘルプ「ページのインデックス登録レポート」
登録が増え始めるまでの目安は数週間です。事例2のように、サイトマップが長く読まれていなかったサイトでは、直してから登録が増え始めるまでに3〜4週間を見込みます。改ざんで数万件に増えた場合は、1か月目はほとんど減らず、2か月目にまとめて減るのがよくある動き方です。
一覧が多すぎて仕分けられない、どれが載せたいページなのか判断がつかない場合は、SEOの無料診断でURLを送ってください。未登録のURLの仕分けと、載せたいページが入らない原因、何から直せばいいかをメールでお返しします。
実際の対応事例
本文の根拠にした2件です。
未登録が86,600件まで増えた改ざんサイト


Search Consoleの「クロール済み – インデックス未登録」が約86,600件。検索からの流入は前月比で約65%減り、5位以内だった主要キーワードのページが20位より下へ。新しく投稿した記事も48時間経ってもインデックスされない
日本語の偽商品ページを大量に作る改ざん(ジャパニーズキーワードハック)。未登録の内訳は ?_gl= 形式が約62,000件、detail.php 形式が約18,000件、shopdetail 形式が約6,600件。記事の中身の問題ではなかった
不正ファイルの駆除のあと、robots.txt で不正URLのパターンへの巡回を止め、不正URLには410(完全に削除済み)を返すようにし、Search Consoleの削除ツールでパターンごとに申請。週1回、未登録の件数を記録
対策開始から1か月目はほとんど減らず、2か月目に一気に減少。約2か月で1,000件、3か月目に約500件。主要キーワードで上位に戻り、検索流入は改ざん前の約90%まで回復


この件の対策の詳しい手順は、改ざんの復旧後に検索順位が戻らない時の直し方に書いています。
177ページ中、登録が約10ページの店舗サイト


記事166本・施工事例6本・固定ページ5本の計177ページがあるのに、Googleに登録済みなのは約10ページ(約5%)。検索結果への表示は1日8回程度、クリックは1日1件程度
記事の中身ではなく、Googleがサイトを読めない状態だった。サイトマップが約10か月間読み込まれていない。日付一覧・タグページに巡回が使われ、施工事例に回っていない。166本がほぼ1カテゴリで一覧が16ページ以上続く深い構造。サーバーの平均応答が3,512ミリ秒で、接続の約3割が失敗
サイトマップを復旧して送信 → サイドバーの不要なリンクを止め、日付一覧を登録対象から外す → 店舗の住所・営業時間を構造化データで実装 → robots.txt を静的なファイルにして、応答の遅れで巡回が止まるのを防ぐ(ほか3項目と合わせ、7項目を1週間で実施)。サーバーの対策は3段階で提案
2026年8月16日〜22日に実施完了。Googleの巡回数は実施直後から増加傾向。登録済みページの増加は3〜4週間後からを見込み、経過は依頼主へ別途報告
この件では、記事の中身には手を付けていません。タイトルも見出しも競合に劣らず、記事も100本以上ありました。足りなかったのは、Googleがサイトを読める状態だけでした。
よくある質問(FAQ)
- 未登録のままにしておくと、SEOに悪影響はありますか?
-
フィード、タグの一覧、パラメータ付きのURLのような、検索に出なくていいページが未登録なのは問題ありません。問題になるのは、載せたいページが入っていないときと、件数が記事数の何十倍もあるとき(改ざんや自動生成のURL)です。
- URL検査で「インデックス登録をリクエスト」を何度も押せば入りますか?
-
入りません。Search Consoleのヘルプにも、再送信の必要はないと書かれています。内容が同じなら、Googleの判断は変わりません。直してから、大事なページだけ1回押します。
- /feed/ のURLが未登録に並んでいます。直すべきですか?
-
直す必要はありません。フィードは記事の更新情報を配るためのファイルで、人が検索して読むページではないので、未登録で正常です。
- 何件くらいなら普通ですか?
-
決まった基準はありません。目安として、記事数の数倍までで、中身がタグ・フィード・パラメータ付きのURLなら気にしなくて構いません。記事が100本のサイトで数千件あるように、桁が違うなら改ざんか自動生成のURLを疑います。
- 「検出 – インデックス未登録」とは何が違いますか?
-
「クロール済み」は、Googleが読んだうえで載せていない状態です。「検出」は、URLは知っているがまだ読みに来ていない状態で、サーバーの応答の遅さや、巡回が他のページに使われていることが原因になります。直し方が違うので、どちらが出ているかを先に確かめてください。
まとめ
- 「クロール済み – インデックス未登録」は、Googleが読んだうえで今は載せないと決めた状態。エラーではない
- 全部は直さない。まず載せたいページかどうかで仕分ける。フィード・タグの一覧・パラメータ付きのURLはそのままでいい
- 載せたいページが入らない原因は、同じ言葉を狙うページ・中身の薄さ・リンクの無さ・公開直後のどれか
- 件数が記事数の何十倍もあるなら、改ざんか自動生成のURLを疑う。記事を直しても変わらない
- 直したら再送信を繰り返さず、内部リンクとサイトマップで呼び戻す。増え始めるまでは数週間
- URLを送るだけ。ログイン情報は不要
- 未登録のURLが、載せたいページか、いらないページかを仕分け
- 載せたいページが登録されない原因と、何から直せばいいかをメールで回答
- 件数が多すぎるときは、改ざんや自動生成URLの有無も確認
- 営業の電話・メールはしません
合同会社キューブリック まずは状況をお聞かせください。作業前に内容と金額をお伝えし、追加料金はいただきません。
代表社員 / WEBエンジニア診断の結果は、お付き合いのある制作会社や社内の担当者にご相談いただいても構いません。相見積もり歓迎・営業はしません。

