WordPressのアップデート費用|単発・月額・自分でやる場合の相場

WordPressの管理画面に「更新」の赤い数字がたまっている。制作会社からは「アップデートしませんか」と言われたが、いくらかかるものなのか分からない。この記事は、その金額を、払い方ごとに分けて書いたものです。
WordPressのアップデートにかかる費用は、自分でやれば0円、業者に1回頼む単発で2.5万〜12.1万円、毎月任せる月額で5,000円〜3万円です。幅があるのは、どこまでやってもらうかと、サイトをどれだけ放置していたかで作業の量が変わるからです。どの払い方が安いかは、更新を人に任せる頻度で決まります。
金額は2026年10月に公開されている料金を調べたものと、当社の料金です。PHPだけを上げる費用はPHPバージョンアップの費用相場に、自分で上げる手順はWordPress PHPバージョンアップ|エラーの直し方と手順に分けて書いているので、ここでは「頼むといくらか」と「どの払い方にするか」に絞ります。
伊藤「更新って、ボタンを押すだけじゃないんですか」と聞かれることがあります。押すだけです。押して壊れなければ。壊れたときに戻せる準備と、壊れた箇所を直す作業に、お金がかかっています。
WordPressのアップデート費用は、払い方で3つに分かれる


| 払い方 | 費用(税込) | やること |
|---|---|---|
| 自分でやる | 0円 | 本体・プラグイン・テーマの更新、バックアップ、動作確認を自分で行う。壊れたら自分で戻す |
| 業者に1回頼む(単発) | 2.5万〜12.1万円 | 本体・プラグイン・PHPをまとめて最新にし、テスト環境で試してから本番へ。数年分をまとめて片付ける |
| 業者に毎月任せる(月額) | 5,000円〜3万円/月 | 更新のたびに確認して反映、バックアップ、監視まで。更新を止めない代わりに毎月かかる |
3つは、安い順に並んでいるわけではありません。年に1回しか更新しないサイトに月額を払うのは高く、毎月更新が必要なサイトに単発を何度も頼むのも高い。先に自分のサイトの「更新の頻度」を決めると、どれにするかが決まります。順に見ていきます。
払い方1 単発は2.5万〜12.1万円。差はPHPとテーマまで含むか
業者に1回だけ頼む場合の公開料金を、2026年10月22日時点で税込にそろえて並べると次のとおりです。どれもサイトの状態で変わる「〜」付きの下限です。
| 依頼先 | 料金(税込) | 含まれる作業 |
|---|---|---|
| サイト引越し屋さん | 33,000円〜 | 本体の更新。テスト環境・プラグイン・PHPまで含むと「総額5〜10万円程度」と自社で説明 |
| SD WEBWORKS | 44,000円〜(PHPは+33,000円〜) | 本体・プラグイン・テスト環境・バックアップ。テーマの更新は原則行わない |
| wp.versionup(wp.make) | 55,000円〜(PHPは+22,000円〜) | 本体・プラグイン・脆弱性診断・テスト環境。他社制作・独自テーマも対応 |
| ozone notes(他社制作) | 本体のみ 88,000円〜/PHP込み 121,000円〜 | 自社制作なら 22,000円〜/33,000円〜。事前調査は無料 |
| 当社 | 全部込み 24,800円〜 | 本体・プラグイン・テーマ・PHP・基本のセキュリティ対策・テスト環境・バックアップ。他社制作も同額 |
金額の差が出るのは、PHPの切り替えとテーマの改修を含むかどうかです。本体とプラグインを更新するだけなら3万円台から始まり、PHPを別料金で足すと7万円台、他社が作ったサイトでPHPまで含むと12万円台になります。
他社にて制作 WordPress のみ 88,000円(税込)〜 WordPress + PHP 121,000円(税込)〜
ozone notes「WordPress・PHPバージョンアップ」料金表
見積もりを見るときは、金額の横に「本体・プラグイン・テーマ・PHP・テスト環境・バックアップ」の6つのうち何が書いてあるかを数えてください。6つそろっていない見積もりは、あとから足し算になります。それぞれの業者が何を含めているかの○×はPHPの費用の記事に表でまとめています。
本体・プラグイン・テーマ・PHP・テスト環境・バックアップまで含めて、当社の単発は全部込み ¥24,800〜(税込)。他社が作ったサイトも同じ料金です。
払い方2 月額は5,000円〜3万円。更新だけなら1万円前後
毎月任せる保守契約は、更新のほかに、バックアップ、監視、障害時の対応、SEOのチェックといった項目が束になっているので、何が入っているかで金額が大きく変わります。公開されている料金を集めた調査では、守るための保守(更新・バックアップ・サーバー管理)の相場は月8,000円前後とされています。
価格幅:4,000円 〜 30,000円 相場:8,000円くらい
HPcode「WordPressの保守費用っていくらくらい?22社から相場から分かる保守代行の探し方」2019年12月
2019年の調査なので、今は少し上がっています。2026年10月時点の各社の料金ページを見ると、更新・バックアップ・監視までの基本の束で月1万〜1.5万円、障害対応やSEOのチェックまで含めると月2万〜3万円、が目安です。
月額で見るときの注意は、「更新」が入っていても、更新で壊れたときの修理が入っているとは限らないことです。契約の前に、更新前にテスト環境で確認してから反映するか、壊れたときの修理が月額に含まれるか、の2つを確かめてください。
払い方3 自分でやれば0円。ただし更新ボタンの前にバックアップ
更新そのものにお金はかかりません。管理画面の「更新」から本体・プラグイン・テーマを順に更新するだけです。費用が0円で済むかどうかは、壊れたときに自分で戻せるかで決まります。やることは次の順です。
サーバーの管理画面のバックアップ機能か、プラグインで、ファイルとデータベースの両方を取ります。更新前の状態に戻せることを先に確かめます。
一度に全部ではなく、1つ更新するたびにトップページとお問い合わせフォームを開いて確かめます。どれで壊れたかが分かります。
真っ白になったら、バックアップから戻します。戻しても直らない、原因が分からない、という段階で業者に頼めば、調査の時間が短くて済みます。
自分で進めて構わないのは、市販のテーマと公式ディレクトリのプラグインだけで作られていて、更新を日頃から続けていて、数時間止まっても大きな損失にならないサイトです。制作会社が作ったオリジナルテーマで連絡が取れない、何年も更新していない、ネットショップや予約が売上に直結している、というサイトは、上げた瞬間にエラーが出る確率が高く、頼んだほうが結果として安く済みます。上げたあとに500エラーが出たときの直し方は別の記事にあります。
どれが安いかは、更新を人に任せる頻度で決まる
単発と月額を金額だけで比べると、単発1回の2.5万円と月額1年分の15万円では、単発が安く見えます。ただ、やっていることが違います。単発は「今たまっている更新を片付ける」1回の作業、月額は「次の更新が来るたびに確認して反映する」12か月分の作業です。
WordPress本体は年に数回、プラグインは月に何度も更新が出ます。それを自分で押せるなら、単発で数年分をまとめて片付けて、あとは自分で続けるのがいちばん安い。押せない、押すのが怖い、担当者がいない、というサイトは、月額で任せたほうが、数年後にまとめて払うより安くなります。放置した年数が長いほど、1回の費用は上がるからです。
| サイトの状態 | 向いている払い方 |
|---|---|
| 更新を自分で押せる。担当者がいる | 自分で(0円)。数年分たまっているなら最初だけ単発 |
| 年に1回くらいまとめて更新できればいい | 単発(2.5万〜)。たまったら頼む |
| 更新を見る人がいない。止まると売上に響く | 月額(1万〜3万円)。次の更新から任せる |
単発は当社の料金、月額は相場の月1万円で3年間の総額を出すと、違いがはっきりします。
| 3年間の払い方 | 総額(税込) | 中身 |
|---|---|---|
| 自分で続ける | 0円 | 更新のたびにバックアップと確認を自分でやる。壊れたら自分で戻す |
| 最初に単発で片付けて、あとは自分で | 24,800円〜 | たまった分を全部込みで片付け、更新の押し方を教わって続ける |
| 3年に1回、単発でまとめて頼む | 24,800円〜 ×1回+改修費 | 3年分がたまるので、テーマの改修が入る可能性が上がる |
| 月額で任せる(月1万円の場合) | 360,000円 | 10,000円×36か月。更新・バックアップ・監視が毎月付く |
月額の総額だけを見ると高く見えますが、入っているのは更新だけではありません。バックアップと監視、毎月の報告が付いた金額です。比べるなら「更新の費用」ではなく「サイトを見てもらう人を置く費用」として見てください。それが要らないサイトは、単発で十分です。



相談で多いのは「更新だけなら自分でやります」という方です。それで構いません。たまった分を単発で片付けて、更新の押し方をお伝えして終わりにしています。
放置した年数が長いほど、1回の費用は上がる
単発の公開料金が「〜」付きなのは、放置した年数で作業の量が変わるからです。更新を続けているサイトなら、本体とプラグインを最新にしてテスト環境で確かめるまで数時間で済みます。数年止めていたサイトは、本体を一気に上げられないので1版ずつ上げ、そのたびに表示を確かめ、古いテーマがPHP 8で止まる箇所を直す、という工程が増えます。


事例のサイトでは、本体を13段階に分けて上げ、そのたびに255ページを自動で巡回して確かめました。この作業量が、更新を続けているサイトとの料金の差です。各社が「制作から5年以上は個別に見積もり」と書いているのも、同じ理由です。
ですから、見積もりの金額を下げたいなら、頼む前に「最後に更新したのはいつか」をはっきりさせてください。1年以内なら公開料金の下限に近く、3年を超えるとテーマの改修が入る前提で見ておくほうが、あとで驚きません。
更新をしないで壊れたときの費用のほうが高い
更新の費用を惜しんで放置した結果、いちばん高くつくのは、壊れてからの修理です。費用は3段階で上がります。
- 更新で表示が崩れた・フォームが送れない: 修理は ¥3,500〜(修理・不具合の解決代行)。原因が1か所ならこの範囲で済む
- 古いまま放置して乗っ取られた・改ざんされた: 復旧は一律24,800円(緊急復旧)。マルウェアの駆除とGoogleの警告の解除申請まで
- 検索順位が落ちた・顧客情報が漏れた: 順位の回復は復旧とは別の作業になり、漏えいは金額で済まない
2026年10月のPHP本体の脆弱性(php2shell)では、8.1以前のPHPに修正版が出ませんでした。古い本体やプラグインのままのサイトは、こうした脆弱性が公表されるたびに狙われます。更新の費用は、この3段階に進まないための費用です。
当社は単発 全部込み ¥24,800〜。他社制作も同額
たまった更新を1回で片付けるなら、バージョンアップ代行が全部込み ¥24,800〜(税込)です。本体・プラグイン・テーマの更新、PHPの切り替え、基本のセキュリティ対策、テスト環境での事前確認、作業前のバックアップまで含み、他社が制作したサイトも同じ料金です。追加料金をご相談するのは、画像や記事が大量でデータをまとめて移せない規模のサイトと、開発が終了したプラグインの代わりにコードの書き換えが大量に必要になる場合の2つだけで、必ず事前にお伝えします。
金額を知りたいだけなら、サイトのURLをフォームかLINEで送ってください。当日に今のWordPress・PHP・プラグインの状態を外から確認して、全部込みの金額を1通のメールでお返しします。ログイン情報は不要で無料です。返信が無ければそれで終わりで、営業の連絡はしません。
\ URLを送るだけ・約1分・ログイン情報は不要 /
実際の対応事例
「放置した年数で作業量が変わる」の根拠にした1件です。金額は依頼主との約束で出せませんが、作業の量は見積もりの参考になります。
6年分の更新を5サイトに当てた住宅会社グループ
グループで運営する5サイト(本体・不動産・リノベーション・家具のネットショップ・サポートサイト)が何年も更新されていない。いちばん古いサイトはWordPress 5.4.22、PHP 7.4.33、MySQL 5.6.23。管理画面の更新を押すと壊れる状態
PHP 7.4とMySQL 5.6のサポート切れを4サイトが抱えたまま。テーマがプラグインの内部ファイルを複製する作りで、PHP 8で消えた書き方が複数のファイルに残っていた。ネットショップは本体が6.1.2に固定され、更新が効かない状態
全サイトでバックアップを取り、本番と同じ構成のテスト環境で本体を1バージョンずつ(最大13段階)、プラグインを1件ずつ更新し、そのたびに最大255ページを自動巡回 → テーマのPHP 8向けの修正を先に済ませてからPHP 7.4→8.3に切り替え → MySQL 5.6→8.4は新しいDBを作ってデータを移し、接続先を切り替え → 本番反映後に実際のブラウザで巡回
2026年9月28日〜10月16日の19日間で全5サイト完了。公開中のサイトは停止せず。本体サイトは全449ページでエラー・警告0件。更新前のデータベースは完了後に削除
この5サイトは、更新を続けていれば1サイト数時間で終わる作業でした。6年分がたまったことで、13段階の更新と255ページの巡回を5回繰り返す作業になっています。単発で片付けたあとは、更新の押し方を担当者に渡して終わりにしました。
よくある質問(FAQ)
- WordPressの更新を頼むと、最低いくらからですか?
-
個人への依頼なら5,000円〜12,000円、制作会社なら3.3万円〜が公開料金の下限です。当社は本体・プラグイン・テーマ・PHP・テスト環境・バックアップを含めて全部込み24,800円〜です。
- 月額と単発、どちらが得ですか?
-
更新を自分で押せるなら、たまった分を単発で片付けて、あとは自分で続けるのがいちばん安く済みます。更新を見る人がいない、止まると売上に響く、というサイトは月額のほうが、数年後にまとめて払うより安くなります。
- 更新代行の費用に、壊れたときの修理は含まれますか?
-
業者によります。単発の公開料金には「テーマの更新は原則行わない」「不具合が出たら別途相談」と書かれているものがあります。当社の単発はテーマの修正まで含み、公開後1か月は無償で対応します。
- 何年も更新していません。見積もりはどのくらい上がりますか?
-
公開料金は「制作から5年以上は個別に見積もり」としている業者が多く、テーマの改修が入る前提になります。当社は全部込みの金額で見積もり、追加になる条件は2つだけです。URLを送っていただければ当日に金額をお返しします。
- 更新しないと、何が起きますか?
-
本体やプラグインの脆弱性が公表されるたびに狙われます。乗っ取られた場合の復旧は当社で一律24,800円、順位の回復や情報漏えいの対応は別の作業になり、更新の費用より高くつきます。
- 作ってもらった制作会社と、別の会社、どちらに頼むのが安いですか?
-
作った会社に保守契約があれば、そこが安いことが多いです。ozone notesの料金表では、自社制作で保守契約ありなら追加費用なし、他社制作なら88,000円〜と、同じ作業で4倍の差を付けています。作った会社と連絡が取れない、保守契約が無い、という場合は、他社制作を同じ料金で受ける業者を選べば差はありません。
- PHPのバージョンアップだけ頼むといくらですか?
-
サーバー側の切り替えだけなら個人への依頼で1万円前後、業者で3.3万円〜です。古い本体やプラグインのままPHPだけ上げると動かなくなることが多いので、本体の更新とセットにするのが普通です。詳しくはPHPの費用の記事に分けて書いています。
まとめ
- WordPressのアップデート費用は、自分で0円、単発で2.5万〜12.1万円、月額で5,000円〜3万円(2026年10月・税込)
- 単発の差は、PHPとテーマまで含むか。見積もりの「含まれる作業」に6つそろっているかを数える
- 月額は更新・バックアップ・監視の束で1万〜1.5万円、障害対応やSEOまでで2万〜3万円が目安
- どれが安いかは、更新を人に任せる頻度で決まる。自分で押せるなら単発で片付けて続ける、押せないなら月額
- 放置した年数が長いほど1回の費用は上がる。壊れてからの修理・復旧はもっと高い
- 当社は単発が全部込み ¥24,800〜。URLを送るだけで当日に金額を返す
- 本体・プラグイン・テーマの更新とPHPの切り替え、基本のセキュリティ対策まで全部込み。他社制作も同額
- 本番のコピーで先に試してから反映。作業前のバックアップつき
- URLを送るだけで、当日に全部込みの金額を1通のメールでお返し(無料・ログイン情報不要)
- 営業の電話・メールはしません
合同会社キューブリック まずは状況をお聞かせください。作業前に内容と金額をお伝えし、追加料金はいただきません。
代表社員 / WEBエンジニア他社が制作したサイトも同じ金額です。相見積もり歓迎・営業はしません。

