WordPress改ざん・乗っ取りの復旧費用|業者の相場と選び方
サイトが改ざんされた、検索結果に見覚えのないページが出る、管理画面に入れない。今すぐ頼める業者を探しているが、いくらかかるのか、頼んだあとに追加で請求されないかが分からない。この記事は、復旧を業者に頼むときの金額の目安と、見積りのどこを見れば追加料金を避けられるかを書いた記事です。
先に答えです。WordPressの改ざん・乗っ取りの復旧費用は、2026年11月の公開料金で、不正プログラムを駆除して元の表示に戻すまでが約1.8万〜4万円、再発防止の設定まで含めると約3.3万〜5.5万円、侵入経路の調査と報告書まで含めると約8.4万〜9.8万円でした(税込に換算)。個人情報が漏れていないかを証拠として残す調査は別物で、公開している1社の例では55万円〜です。金額の差は被害の大きさより「どこまでやるか」で決まり、同じ「復旧」という言葉の中に、駆除だけの金額と、入られた入口を調べて報告するまでの金額が混ざっています。
伊藤同じ「復旧 3万円」でも、駆除して表示を戻すだけの3万円と、入口をふさぐまでの3万円は別の商品です。見積りに作業の範囲が書いていないなら、金額を見る前に「どこまでやって3万円ですか」と聞いてください。
復旧費用の相場は、駆除まで約1.8万〜4万円、侵入経路の調査まで約8.4万〜9.8万円
改ざん・マルウェアの復旧サービスを公開料金で出している6社のページを2026年11月3日に確認し、作業の範囲で4つに分けました。税別の表記は税込に換算し、金額はサイトの状態で変わる「〜」付きの下限です。社名を並べた比較はしていません。
| 作業の範囲 | 公開料金(税込換算) | 含まれる作業の例 |
|---|---|---|
| 駆除して元の表示に戻す | 約1.8万〜4万円 | 不正ファイルの特定と除去、改ざん箇所の修復、パスワードの変更。基本の保護設定を含む業者もある。再発保証は90日〜12ヶ月で、付かない業者もある |
| 再発防止の設定まで | 約3.3万〜5.5万円 | 上に加えて、WAFや不正ログイン対策の設定、本体・プラグイン・PHPの更新 |
| 侵入経路の調査と報告書まで | 約8.4万〜9.8万円 | 上に加えて、ログからどこから入られたかを調べ、調査報告書を出す |
| 情報漏えいの有無を証拠として残す | 55万円〜(公開している1社の例) | フォレンジック調査。個人情報を扱うサイトで、取引先や公的機関への報告に調査結果が要る場合 |
出典: 各社の公開ページ(2026年11月3日確認)
下限が1.8万円の業者も、サイトが複数ある、ネットショップで決済に影響している、データベースの中にも不正なコードがある、のどれかに当たると追加になります。上限の9.8万円は、ログの調査と再発防止の設定、報告書までが1つの料金に入っている業者です。同じ「マルウェア駆除」でも、入口を調べる作業が入っているかで金額が倍以上違います。
当社の緊急復旧は、初期調査・侵入経路の特定・駆除・復元・報告書まで一律 ¥24,800(税込)。どんな症状でも同じ金額で、復旧できなければ無料です。
金額の差が出る5つの条件
1.8万円から9.8万円まで開くのは、次の5つのどれに当てはまるかで作業の量が変わるからです。見積りを読むときも、この順に当てはめてください。
条件1 駆除だけか、侵入経路の特定まで含むか
差がいちばん大きいのはここです。不正ファイルを消して表示を戻すだけなら、数時間で終わる業者もあります。どこから入られたかをアクセスログで調べて報告書にする作業は、ログを読む時間がかかるぶん料金が上がります。確認した6社のうち、駆除中心のプランと経路調査つきのプランを分けている業者では、前者が約3.3万円(個人または従業員5名以下に限定)、後者が約9.8万円で、後者にはPHPの更新やWAFの設定も含まれています。経路を調べない料金で頼むなら、入口が残っていないかを誰が確かめるのかを先に決めてください。パスワードを変えても再侵入が続いた事例を記事の後半に載せています。
条件2 再発防止の対策が料金に入っているか
WAF(不正な通信を止める仕組み)の設定、ログイン画面の保護、本体・プラグイン・PHPの更新は、復旧とは別の作業です。1つの料金に入れている業者は約3.3万〜5.5万円、入れていない業者は「別途」か「保守契約で」と書いています。当社も復旧の一律料金には入れず、復旧後の状態を見てから必要なものだけを提案しています。見積りに「再発防止」の文字があったら、具体的に何をするのかを1行で聞いてください。
条件3 Google警告の解除と、不正ページの削除・順位回復は別の作業
「このサイトは危険です」の警告は、駆除したあとにGoogleへ審査を申請して解除されます。申請の作業を料金に含む業者と含まない業者があり、含んでいても承認するのはGoogleなので、解除の時期は約束できません。検索結果に出てしまった不正ページの削除申請と、下がった順位を戻す作業は、復旧ではなくSEOの作業です。確認した6社では、1社が上位プラン(税込約8.4万円)に「検索結果の汚染除去対策」を載せているほかは、一律の料金に入っていませんでした。この2つが必要なら、復旧とは別に見積りを取ります。順位が戻らないときの直し方は改ざんの復旧後に検索順位が戻らない時の記事に書いています。
条件4 サイトの数、ネットショップ、データベースで追加になる
公開料金は「WordPress 1つ」の金額です。同じサーバーに別のサイトがある、ネットショップで決済に影響している、データベースの中にも不正なコードが書かれている、の3つを追加料金の条件として明記している業者があり、見積りの前に伝えておくと、あとから金額が変わりません。バックアップが無い場合を追加の条件にしている業者もあります。
条件5 復旧できなかった時の扱いと、保証の期間
「復旧できなければ無料」か「全額返金」を明記している業者は、確認した6社のうち4社でした。前払いの業者は、直らなかった時に返金の条件があるかを見てください。再発保証は90日〜12ヶ月と幅があり、「更新を一定期間していない場合は対象外」のような条件が付いていることがあります。期間の長さより、どんな時に保証が効かないかのほうが大事です。
見積りで確認するのは「含まれる作業」「追加になる条件」「直らなかった時」の3つ
公開料金はどれも下限で、確定した金額は業者がサイトの中身を見たあとに出ます。初期調査まで無料の業者が多く、確認した6社のうち5社は調査費0円でした。見積りが届いたら、次の3つが書いてあるかを見てください。
- 含まれる作業。調査・駆除・復元・侵入経路の特定・報告書・警告の解除申請のうち、どれが入っているか。書いていない項目は入っていないと考える
- 追加になる条件。サイトの数、ネットショップ、データベース、バックアップが無い場合に金額が変わるか。「見積り後の追加はしない」と書いてあるか
- 直らなかった時。料金が発生するか、前払いなら返金されるか。再発保証の期間と、保証が効かない条件
業者を選ぶときは、金額の次に「侵入経路をログで調べますか」「調べた結果は報告書で渡されますか」と聞いてください。駆除とパスワードの変更だけの料金なら、入口が残っていないかを誰が確かめるのかが決まっていないので、そこを事前に聞いておきます。当社は、経路の特定までが一律料金、入口を塞ぐ対策は別途のご提案、再改ざん保証は復旧後3ヶ月です。あわせて、連絡してから着手までの時間が決まっているかを確かめると、復旧後に「何をされたか分からない」状態を避けられます。
自分で直すのは、正常なバックアップと侵入口の両方が分かっている時だけ
改ざん前の正常なバックアップがあり、入られた原因がはっきりしていて(弱いパスワード、放置していたプラグインなど)、サーバーの管理画面に入れるなら、自分で戻せます。手順はWordPressが乗っ取られた時の復旧手順の記事に、ファイルの保全からログの読み方、作り直しの判断まで書いています。
逆に、消しても数日で元に戻る、サーバー会社から「復旧は不可能なので作り直しを」と言われた、検索結果に見覚えのないページが大量に出ている、管理者に知らないアカウントがある、のどれかに当たるなら、本体のファイルに復活の仕組みが仕込まれていることが多く、表面の駆除では終わりません。この状態で手を入れると証拠になるログが消えることがあるので、これ以上は触らずに今の状態のまま相談したほうが、結果として安く済みます。
当社の一律料金に含まれるのは、元に戻すまでの作業
当社の緊急復旧は、どんな症状でも一律 ¥24,800(税込・サイト1つあたり)で、復旧できなければ料金はいただきません。お支払いは復旧を確認していただいた後です。同じサーバーに複数のサイトがある場合は、初期調査の時点で金額を先にお伝えします。一律料金に含まれるのは、次の作業です。
- 初期調査(無料)と、原因・侵入経路の特定
- 改ざんの除去・不正プログラムの駆除・復元(作り直しが必要な場合の、最新版の新規設置と記事・写真の移行も含む)
- 侵入経路と作業内容を書いた報告書
- Google警告の解除申請(ご希望があれば。承認はGoogleの判断)
- 復旧後3ヶ月の再改ざん保証(再び改ざんされたら無料で復旧)
含まれないのは、侵入口をふさぐ再発防止の対策、今のサイトをそのまま新しい版に上げるWordPress・PHPのバージョンアップ、不正ページの削除申請、検索順位の回復です。復旧後の状態を見てから、必要なものだけを金額つきで別途ご提案し、頼むかどうかは報告書を見てから決めていただけます。受付時間(月〜金 10:00〜18:00)内のご連絡は6時間以内に着手し、着手から1〜2日で復旧することがほとんどです。
金額を知りたいだけでも、画面の写真かURLをフォームかLINEで送っていただければ、何が起きているか・どこまで直せるかを無料でお返しします。ログイン情報は、見てからで構いません。他社と比べて合わなければ、そのまま無視してください。こちらから営業の連絡はしません。
\ URLか画面の写真を送るだけ・ログイン情報は後でOK /
実際の対応事例
「元に戻すまで」の作業の中身が分かるように、対応事例のページに載せている2件です。
「復旧は不可能」と言われた製造業の会社サイト
何年も更新されていないサイトが、2026年9月に公表された脆弱性を突かれて9月24日頃から侵入されていた。遠隔操作用の裏口が40個以上、本体のファイル8個が書き換えられ、不正プログラムを消しても自動で復活する仕組み。サーバー会社からは「復旧は不可能。すべて削除して作り直しを」と通知
全ファイル約2.6GBとデータベースを取得して手元に保管 → サーバーと切り離した環境で本体の全ファイルを公式配布版と照合し、改ざん箇所と不正プログラムを特定 → 不正プログラムは公開領域の外へ隔離し、最新のWordPressを新規に設置して、確認済みの記事と写真だけを移した
10月8〜9日の2日間で、元のデザイン・記事・写真のまま復旧。不正プログラム0件(作業後に再確認)、メールへの影響なし
「作り直し」と聞くと高額に見えますが、本体に復活の仕組みが仕込まれている場合は、今のファイルを1つずつ直すより、新しく設置して確認済みの記事と写真だけを移すほうが早く、安全です。当社は、作り直しになっても最新版の設置と記事・写真の移行までを一律料金に含めています。
パスワードを変えても再侵入が続いた企業グループのサイト
2026年8月の件です。管理者のパスワードを変えても再侵入が続き、管理者権限を奪われる状態でした。アクセスログを解析し、海外のIPからREST APIへ約200回の要求が送られた直後にデータベースへ管理者作成の記録がある、という時刻の一致で侵入経路を確定。外部からのREST APIを遮断し、作り置きされていた管理者50件を削除して、8月7日に調査報告書を納品しました。改ざん・不正ファイル・他サイトへの波及はいずれも0件。駆除する不正ファイルが無くても、入口を特定しなければ終わらない例です。
よくある質問(FAQ)
- 相場より安い業者に頼んでも大丈夫ですか?
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金額より、その料金に何が含まれているかを見てください。駆除だけの料金なら、入口が残っていないかを確かめる作業は誰がやるのか、再び改ざんされた時はどう扱われるのか(再発保証の有無と期間、保証が効かない条件)を事前に聞いておくと、あとから追加になるかが分かります。当社は、経路の特定までが一律料金、入口を塞ぐ対策は別途、再改ざん保証は復旧後3ヶ月です。
- バックアップが無くても復旧できますか?費用は上がりますか?
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多くの場合、復旧できます。WordPress本体・プラグイン・テーマは公式の配布版と照合して入れ直せるので、残す必要があるのは記事と写真だけです。バックアップが無い場合を追加料金の条件にしている業者もあるので、見積りの前に伝えてください。当社は一律料金のままです。
- 「このサイトは危険です」の警告が出ています。解除の費用は別ですか?
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警告は駆除したあとにGoogleへ審査を申請して解除されます。申請の作業を料金に含む業者と、別料金の業者があります。承認するのはGoogleなので、どの業者でも解除の時期は約束できません。当社はご希望があれば、一律料金の中で申請します。
- お客様の個人情報が漏れていないかも調べてほしいです。
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復旧とは別の「フォレンジック調査」になります。公開している1社の例では55万円〜で、漏えいの範囲を証拠として残し、取引先や公的機関に報告する必要がある場合に使います。当社の復旧では、ログからどこから入られて何が起きたかを確認して被害の範囲を報告しますが、法的な証拠保全を目的とした調査とは別物です。
- 直すより作り直したほうが安いですか?
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本体のファイルに復活の仕組みがある場合は、今のファイルを直すより、最新版を新しく設置して確認済みの記事と写真だけを移すほうが早く、安全です。どちらにするかの判断基準は乗っ取り時の復旧手順の記事に書いています。当社は、作り直しになっても最新版の設置と記事・写真の移行までを一律料金に含めています。今のサイトをそのまま新しい版に上げるバージョンアップは別途です。
- 復旧後にまた改ざんされたら、また料金がかかりますか?
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再発保証の期間内なら無料で直す業者が多く、期間は90日〜12ヶ月です。当社は復旧後3ヶ月です。ただし保証は「元に戻す」までで、入口をふさぐ対策は別途の提案になります。報告書で侵入経路を確認してから、頼むかどうかを決めてください。
まとめ
- 改ざん・乗っ取りの復旧費用は、駆除して戻すまで約1.8万〜4万円、再発防止の設定まで約3.3万〜5.5万円、侵入経路の調査と報告書まで約8.4万〜9.8万円(2026年11月・税込換算)。漏えいの証拠を残す調査は別物で、公開例では55万円〜
- 差が出るのは、経路の調査まで含むか、再発防止が入っているか、警告解除・不正ページの削除・順位回復を別にしているか、サイトの数や決済・データベース、直らなかった時の扱い、の5つ
- 見積りで見るのは「含まれる作業」「追加になる条件」「直らなかった時」の3つ。業者には「侵入経路をログで特定しますか」と聞く
- 正常なバックアップと侵入口の両方が分かっていれば自分で戻せる。消しても復活する・作り直しを勧められた・偽ページが大量に出ている、なら触らずに相談する
- 当社は一律 ¥24,800(税込・サイト1つあたり)で、復旧できなければ無料・後払い・侵入経路の特定と報告書まで含む・再改ざん保証3ヶ月。作り直しの最新版設置も含む。入口を塞ぐ対策・既存サイトのバージョンアップ・不正ページの削除・順位回復は復旧後に別途提案
- 初期調査(無料)と、原因・侵入経路の特定
- 改ざんの除去・不正プログラムの駆除・復元
- 侵入経路と作業内容を書いた報告書
- 復旧後3ヶ月の再改ざん保証(再び改ざんされたら無料で復旧)
- 侵入口を塞ぐ再発防止の対策は、復旧後の状態を見てから内容と金額を別途ご提案
合同会社キューブリック まずは状況をお聞かせください。作業前に内容と金額をお伝えし、追加料金はいただきません。
代表社員 / WEBエンジニアどんな症状でも同じ金額で、復旧できなければ料金はいただきません。サーバー会社に復旧できないと言われた状態でもご相談ください。相見積もり歓迎・営業はしません。

